口腔ケア分野

自分のお口で毎日食事をおいしく食べることは、心と身体の健康を保ち、QOLを高め、人生をより一層豊かなものにしてくれます。しかし、口腔内に汚れがあったり口腔機能に障害があると、食べる楽しみを失うばかりでなく、低栄養・脱水、誤嚥、気道感染などを引き起こし、全身状態を悪化させ、QOLの低下にもつながります。(QOL : Quality of life 生命の質、生活の質)
介護を必要とする方では、さまざまな要因から適切な口腔ケアが行われていないケースがあります。虫歯や歯周病があったり入れ歯の不具合があったりして食べ物を噛めない状況となり、口腔内が不潔になると、ますます食べることができなくなってしまいます。しかし、適切な口腔ケアを行うことによって、快適に食べることができるようになったり、食べる意欲が改善したりすることもあります。口腔ケアを行うことは口腔衛生への意識を高め、口腔機能の向上にもつながります。