社員インタビュー

Interview

開発研究所/生活科学部卒
2021年入社

ASさん
入社を決めたきっかけを教えてください

 入社の決め手は、正直に言うと「他になかった」につきますね。就職活動があまり順調に進まなかった中で、唯一内定を頂けたので入社しました。と言うと味気ないですが、イーエヌ大塚製薬への志望度は高かったので個人的には大満足でした。大学では栄養学を学んでいたので周りでは食品企業に就活する人が多く、私も受けていたのですが、個人的には「おいしさ」よりも「食と健康」の方に興味があったので、イーエヌ大塚製薬の取り扱う経腸栄養剤は興味のある分野でした。今思うと食品企業の就活がうまくいかなかったのは興味なさそうだったのかもしれません。職種に関しても、大学に入学したときから「将来はあわよくば研究職に…」と考えていましたし、幸い大学院にも進学させてもらえたので、「せっかくここまで来たら研究職になりたい」と強く思うようになっていました。分野も業種も私の理想ドンピシャだった、ということが入社を決断する大きな後押しになったと思います。一点だけ、地元が千葉県で会社から遠く、馴染みのない東北での生活に不安もあったのですが、「やりたいことがあるなら行ってきなさい」と家族が後押ししてくれたのも大きかったかもしれません。

現在の仕事内容を教えてください

 入社してから製剤グループに所属しています。入社後半年間くらいは各業務の見習い期間で、複数のテーマの作業に入っていたように思います。その後は特定のテーマを渡されて先輩の元で仕事を覚えていく、というような感じでした。今年からは新しく自分が主導して進めなきゃいけないテーマを渡されて、先輩たちの偉大さを実感しながら業務にあたっています。製剤グループの使命は、「安定な製剤をつくること」と思っています。栄養設計をもとに製剤を試作して、評価しての繰り返しが基本的な製剤検討のサイクルと思います。うまく調製できるかな、できても長期間保存したときに分離したら嫌だな、とか思いながら試行錯誤しています。その他にも考えなきゃいけないことは山積みです。
あと忘れちゃいけないのは若手のお仕事、すなわち雑用ですね。グループ内では一番下なので、雑用も業務の中の一定の割合を占めています。増える業務に減らない雑用、自分もそんな時期になったのかな、なんて思いながら毎日業務に追われています。

今まで仕事をしてきた中で嬉しかったこと・失敗したことを教えてください

 嬉しかったことは、どんな業務もどこかで役立つことがあると実感できたことです。正直これまでは特に成果も出せず無駄に手を動かしただけになってしまったことも多かったのですが、最近になってそれらの手法を役立てられているように思います。中には「そのデータに何の意味があるのか」と結果しか見ない人もいますが、個人的には考察を深めるためのデータになっていると思うので、これまで色々と手を動かしてきた経験があってよかったと思っています。私は割と現場主義なところがあるので、自分自身が率先して動いていくことをこれからも大事にしていきたいと考えています。
 一方で失敗したことは、まだ1年目のときに、業務の目的や締め切り等をしっかり確認せずに業務を進めてしまい、周囲に迷惑をかけてしまったことです。緊急で入った業務で、何のために、いつまでに、どんなデータを、誰に報告すれば良いのか、これらを確認せずに業務にあたってしまい、結果的に欲しかった時期までにデータを報告できませんでした。指示系統もあやふやだったので、緊急時こそ確認事項は明確にしてから業務にあたることが重要だと思いました。またどんなに頑張って取得したデータでも、決められた期限までにある程度の結論を出して報告しないと、誰も見向きしてくれない厳しさも痛感しました。この一件で、企業の研究職の何たるやを学びましたね。

会社のここが「好き」というところを教えてください

 会社の好きなところは、忙しくても時間をとって話を聞いてくれる方が多いところです。職場全体の第一印象としては落ち着いた雰囲気かなと思いますが、実際に先輩方とお話ししてみると、皆さん気さくに、しかもたくさんお話してくださいます。特に製剤グループでは1聞いたら10返ってくる勢いで皆さんお話してくださいます。気づいたら思ったより時間が経っていたなんてこともしばしばですが、学びになるお話ばかりなので問題なしです。真面目な相談事から愚痴なんかにも付き合ってくれる先輩もいて、一人で腐らずにいさせてくれる環境にはとても助けられています。
 あと、休みを取りやすいところはありがたいです。と言うとやる気がなさそうですが、平日にしかできない用事や、どうしても体調が悪いときに休みをとれるのはとても助かっています。良くも悪くも自分の裁量で業務を進められる(進めなきゃいけない?)ので、自分の中で折り合いをつけながら皆さんお休みを取っている印象です。時代の流れもあると思いますが、プライベートを大事にしたい人でもやっていける環境と思います。

学生へのメッセージ

 どんな専門の学生さんが見ているか分かりませんが、「意外と大丈夫」です。製薬会社なので薬学系の人が多いのかなと思いきや、先輩方の専攻はバラバラで、驚きつつ安心した記憶があります。もちろん業務に必要な知識を新しく学んでいく必要はありますが、入社してから実践と合わせて身に付けていくイメージで十分間に合うと思います。間に合ってくれないと困るという願望もありますが、経腸栄養剤の製剤化なんて経験ある人の方が希少ですしね。私の場合は栄養学の専攻だったので業界的には近かったですが、実務に関係するような知識はほとんど学んでいませんでした。始めは頭の中がハテナでいっぱいでしたが、だんだんと先輩方の話す言葉が分かるようになってきたし、実際にデータを取得していく中で「こういうことなんだ」と理解できるようになってきました。勉強して学び、実証して理解していく、ということは大学の研究室でも経験していることと思いますので、しっかり研究に向き合ってきた経験があれば、企業の研究職もやっていけるのではないかなと思います。なので、今はちょっとよくわからないなと思っていても「意外と大丈夫」です。考えることが好きな人と一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。

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