社員インタビュー

Interview

開発研究所/薬学部卒
2022年入社

TKさん
入社を決めたきっかけを教えてください

 この会社でやってみたいことができるから、そんな自分を歓迎してくれたからでした。当時、縁あっていくつかの企業様より面接の機会をいただいていましたが、多くが「あなたはどのような貢献ができるか?」を尋ねる中で、イーエヌ大塚製薬は「あなたはどのようなことをしてみたいか?」と、私を主体においた姿勢で向き合ってくださいました。私は「一から製品開発を進めて、世の中に送り出していきたい」といった回答をしましたが(今振り返ると大胆な回答をしたなと思います)、そんな野望のような回答を受け入れていただき、ありがたいことに内定をいただきました。質問の本質は似たものかと思いますが、自分がやってみたいことを伝えられる・聞いてくれる・任せてもらえると感じた、それが入社を決めた一番の決め手になったと思います。

現在の仕事内容を教えてください

 細胞や動物を用いて、栄養成分や栄養剤などの有用性の探索を行っています。例えば、細胞にはこんな効果があって、動物に対しても予想した効果が出るのか検証をする、といった感じです。言わば、製品創出のための第一歩を担っています。入社したての頃は先輩のもとで技術を学んだり、学会で栄養の分野について勉強したりと受け身な業務が多かったのですが、今ではどんな製品を創っていくのかといったことを考えたり、研究所内外の様々な部署と連携して製品を形にできるよう協働したりといったように、先頭に立って研究開発を進めていけるよう能動的な業務に日々取り組んでいます。

今まで仕事をしてきた中で嬉しかったこと・失敗したことを教えてください

 嬉しかったことは、動物に対する手術がはじめて成功したことです。学生時代は専ら細胞実験ばかりでしたので、動物に対する手術はおろか動物を触ったことすらほとんどありませんでした。それでも一生懸命練習させていただき、はじめてうまくいったときはとても嬉しかったです。会社でもできないことに遭遇することが多々ありますが、その度経験を積んで成功に一歩ずつ近づいていくといったように、社会人ながらも成長を感じられることは非常に貴重なことだと思います。
 はじめての成功の裏では、数多くの失敗も経験しています。細胞実験はうまくいかないことの連続ですし、動物試験も思うような結果が出ないことも多く経験してきました。失敗は悲しいことですが、試行錯誤を通して前述のような成功の喜びを味わうことができるのは、研究職の醍醐味だと思います。

会社のここが「好き」というところを教えてください

 主体性を重んじる、それでいて一緒になって考え悩んでくれる皆がいる職場です。 会社というと、自分のやりたいように研究をさせてもらえない、なんて想像してしまうかもしれませんが、イーエヌ大塚製薬の研究所では決してそんなことはありません。もちろん、意見が対立することもありますが、上も下も関係なく思い切って議論しながら研究を進めて行けますし、分からないことがあったり行き詰ったりしたら皆で一緒に悩み、職場が1つになって人々の健康のためという1つの目標に向かって進んでいくといったところはとても好きなところです。研究者として探求心をもって主体的に研究を進めていくことはとても重要なことだと考えていますが、その障壁が少ない点は非常に良いところだと思います。

学生へのメッセージ

 製薬業界の研究職は「夢はあるけど難しそうだしうまくいかないことばかりでしょ?」と思う方もいらっしゃるかと思います。無論、思い通りにならないことは多く日々悩むこともありますが、大切なのは探求心と人々の健康に貢献したいという想いだと思っています。就職活動当時は「日々摂取する栄養の面から治療や人々の健康に貢献するような研究・製品開発に携わりたい」という考えを軸に、製薬・食品業界の「栄養」の領域に挑みました。当時は全く未知の領域でしたが、この2つを原動力に少しずつ自分の思い描く姿に近づけているのではないかと思います。
 就職活動は様々な価値観を持った人と出会い、自分の思いを伝える貴重な機会です。やりたいこと、歩みたい人生を想像しながら、自分の思いをぶつけてください。ときには空回りすることがあると思いますが、いろいろな経験を通して皆様がご自身にあった会社と出会えることを願っています。私たちは、より優れた「栄養」に係わる製品や情報を提供するという使命をもって研究活動に取り組んでいます。そんな使命をもって研究に励むことのできる皆様と一緒に働くことができれば嬉しいです。

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