社員インタビュー
Interview


品質管理部/理工学部卒
2022年入社
- 入社を決めたきっかけを教えてください
東北で品質管理部門がある会社を探している際に地元にあるイーエヌ大塚製薬を見つけました。食品業界も見ていましたが、高齢化が進んでいるため、医薬品に携わることにやりがいを感じるのではないかと考えました。製薬業界、医薬品にもともと興味があり、イーエヌ大塚製薬は経腸栄養剤という珍しい商品を取り扱っているところにさらに興味が沸き、調べていると「あいーと」という食品も取り扱っていることがわかりました。ただの食品ではなく噛む力が弱くなってしまった人向け食品ということでこちらについても、今後高齢化が進むにつれて重要視されていく分野ではないかと考えました。
医薬品、食品のどちらにも携わることができる点に強く惹かれたのが、入社したいと考えたきっかけです。
- 現在の仕事内容を教えてください
現在、微生物管理課に所属しており、原料・資材の受け入れ評価、未加熱製品の菌数計測を行っています。原料は初回入庫のロットのものを決められた手順で希釈しインキュベーターで培養することで原料に菌が含まれていないか確認します。また、未加熱品の菌数計測も同じように培養し、菌が生えないか確認します。もし菌が生えた場合、生えた菌をグラム染色という方法で染色し、菌の同定まで行います。
また、月に1度、製造現場の浮遊粒子数の確認など、現場に実際に足を運んで製造現場の衛生状態や清浄度を確認する試験も行っています。製造現場の衛生状態が良くなければ製品にも影響が出るので月に1度、3現場で行うこの試験はとても重要であると感じています。
- 今まで仕事をしてきた中で嬉しかったこと・失敗したことを教えてください
≪嬉しかったこと≫
試験操作をしていく中で自分の中で段取りがわかるようになっていき、効率よくたくさんの業務をこなせるようになったことです。特に、微生物試験はひとつひとつの操作は難しくないですが、時間がかかるいくつかのことをこなさなければ(準備、判定、まとめ)うまくまわらないため、自分の中で計画を立てることが大切になります。また、もし菌が生えていたら同定する作業も増えるため一気に時間が押してしまいます。バタバタと忙しく1日があっという間に過ぎますが、計画通りに1日を終えることができたときは嬉しいです。
≪失敗したこと≫
原料試験の判定締め切り日を見誤っていたため、試験に取りかかるのが遅れ、判定日がギリギリになってしまったことです。判定日が締め切り日を過ぎると、原料の使用が予定通りにできなくなるので製品の製造、出荷に大きく影響してしまいます。そのため、期限をしっかり確認把握することを心がけることが大切です。一人で確認するのではなく、チームで試験計画を共有するようにして、余裕をもって試験に取りかかるように意識するようになりました。
- 会社のここが「好き」というところを教えてください
部署関係なく、気さくに挨拶をしてくれる方が多い印象です。他部署でも廊下で会えば挨拶してくれる方がほとんどです。ひとつの部署に知り合いが1人できれば、どんどん話すことができる人が増えました。
私自身、一つ上の先輩、一つ下の後輩、同期が7人と、年齢が近い人が周りに多いため、外食や旅行に行く仲の子もいます。また、同じ部署だと5歳以上離れている先輩とも世間話をするくらい仲良く話すこともできるようになりました。
- 学生へのメッセージ
どうしても、技術が重要視される業界、職種に感じられますが、私自身が大学で学んだことや研究室での経験はいま製薬業界に就社して全てが生かされているわけではありません。新しく学ぶことの方が圧倒的に多く、それが珍しいことでもないと思っています。わからないことはわからないと言えば先輩方が教えてくれるし、まだまだ知らないことも、新しく知ることもたくさんあります。先輩方もそうだったと思います。難しいことや不得意だと感じる作業もありますが自分に合っているやり方を見つけ、上司や同僚にコツを聞くなどしてできることが増えていきました。
新しいことを知ること、覚えることに抵抗がなければ成長することができる環境だと思います。