社員インタビュー
Interview


花巻工場/工学部卒
2022年入社
- 入社を決めたきっかけを教えてください
私がイーエヌ大塚製薬の存在を知ったのは、就活サイトの担当アドバイザーから、募集の紹介を頂いたときでした。当時の私は、食を通して世界の健康寿命に貢献したいと考えていたので、食品業界(健康食品)に焦点を絞って活動していました。その為、製薬の2文字を取っ付き辛く感じたことを覚えています。 しかし、会社概要を調べていくうちにその考えは一変しました。経腸栄養剤という医薬品でありながら、食事(経口摂取)という行為に重きを置いた製品の存在は、まったく新しい考え方を私に教えてくれました。ただ食事(経口摂取)をするという基本的で単純な日々の活動を通して、もう一度自分で進む力を取り戻させる。私もその製品を世界に届ける一員になりたい。それが今、私がこの会社に勤めている原点です。
- 現在の仕事内容を教えてください
私は現在、第二製造課で調合の仕事をしています。調合の仕事は、読んで字のごとく原材料を混合し、いくつかの処理工程を経て製剤の形に加工する事です。私たちが製造している経腸栄養剤は、体の弱っている患者様の口に直接入るものです。その為、厳密に決められた手順に沿って、異物等に気を付けて作業する必要があります。覚えることが多く、時には臨機応変な対応を求められることもある為、最初の1年は作業を覚えることに必死でした。また、原料の袋は1袋10~20㎏以上あるものもあり、混合タンクへの投入は体力のいる仕事です。加えて、使用している機器やシステムのメンテナンス・改修も自社で行っています。入社して3年目の私も、調合作業だけでなく、そういったメンテナンス作業にも関わらせてもらえるようになり、学び多き日々を送っています。
- 今まで仕事をしてきた中で嬉しかったこと・失敗したことを教えてください
入社して1年目のことですが、私のミスが原因で製造を止めてしまった事があります。機器の操作において、操作してはいけないタイミングでスイッチを押してしまい、システムをダウンさせてしまったのです。それ以来、機器の状態確認により一層気を使うようになりましたし、該当スイッチにはインターロックが追加され、同じミスが発生しないようになっています。
そして、この事件に関連するのですが、当時の私はまだ経験が浅く、当該インターロックの追加対応を先輩方にお願いした事を悔しく思っておりました。そんな時に、別のインターロック追加作業に関わらせていただく機会があり、これまで触ってこなかったプログラミング作業に、何もかもが新しく、苦労しながら勉強しました。そのおかげか何とか形にすることができ、実際に動作が確認できた時には、頑張った達成感と、一歩先に進めた充実感を感じたことを覚えています。
- 会社のここが「好き」というところを教えてください
私が配属されている第二調合は、正直に言ってしまえばとても忙しい職場です。覚える事、やらなければいけない事、気にしなければいけない事がたくさんあります。しかし、職場の先輩方はとてもやさしく、知識も経験も豊富な頼れる方ばかりです。こちらが学ぶ姿勢をもって接すれば、いくらでもチャレンジする機会をいただけますし、全力でサポートしてもらえる環境があります。今も、新しいプログラミング作業を任せていただき、支えてもらいながら出来ることを増やしています。
また、忙しい中でも必要な休暇を遠慮なく取得できるよう、お互いがカバーしあったり、残業しなくていいように分担し合ったりして、無理なく働ける環境を作る雰囲気があります。
- 学生へのメッセージ
皆さんはどんなことを考えて進路を決めてきましたか?就職先を選んでいますか?明確な夢をもって進んできた人も、なんとなくここまで来た人もいると思います。これまでの人生を支えにして、自分の足で進み始めるのはとても不安に感じると思います。しかし就職してみると、それまでの経験とは比べ物にならない多くの出来事に出会います。ですから、これまでの自分にとらわれずにチャレンジしてみてください。
学生時代の私は、食品関係の仕事がしたかったので、微生物学を中心に学んできました。しかし、実際に就職したのは製薬業界であり、自身の経験が通用するのか不安でした。それでもたくさんの失敗と学びを経て、新しい環境の中で充実した日々を送っています。
一度きりの人生、ただ生きるために働くのではもったいない。働くことで誰かの健康と笑顔を支えられるなら、とっても素敵だと思いませんか?皆さんが製薬業界に少しでも興味を持ってくれたらうれしいです。